2002年7月-8月の情報

■快晴、この青空を観よ。(8/28)。
連日の晴天です。本流は澄んで小さい型が多くなかなか釣果出ず。ただ、ニジマスの大きいのはけっこう上がっています。前夜、釣り客の方々のお酒が進み、翌日早起きしなければならないにもかかわらず釣り談義から時事問題までボルテージを上げて飲まれていました。長岡から来られた方もおつまみに出したミモレットに感動され、こりゃ旨いと目を輝かせていました。
そんな夜、ロケバスが到着。 テレビ新潟の平ヶ岳登山取材 のスタッフです。早く着いてベルギービールなど飲みたいところだったそうですが、翌朝3時半起きのため数人をのぞいて、そうそうに就寝されました。そして今日のこの快晴で、風もあり取材には絶好です。いい絵が撮れましたでしょうか。(なんと一昨年、平ヶ岳取材を村に申し込んだら、取材してくれるなという村の対応だったそうです。このHPで裏ルートを問題にした年です)
ところが、この快晴の奥銀山に耳をつんざくような爆音。なんと
自衛隊のジェット戦闘機2機が超低空飛行 してヒュッテのすぐ上を通過(午前9:10)。心地よい朝をぶちこわしてくれました。前から何度も自衛隊のジェット戦闘機は通過していますし、超低空飛行をします。お遊びかおふざけでやっているのでしょうが、自衛隊の志気が低いことを伺わせます。 高い税金を使って戦闘ゲーム をやらせているという情けないお話。


■秋風吹いて。(8/22)。
連日の夕方から夜にかけての降ったりやんだりの雨でしたが、今朝はやっとすがすがしい晴れ間。もうすでに山は秋です。すすきはもちろんのこと、虫も鳴いています。昨夜は飛び込みの客で少し賑わい、バーの止まり木でいいスピリッツを楽しんで頂きました。お客さんも帰ってほっと一息。午前中はスカルラッティのソナタ(チェンバロでなくピアノの)をかけています。食堂(兼バー)の7つの窓と2つのガラスのドアを開け放ちちょっと冷えてきた秋の風を入れます。外の虫とスカルラッティが掛け合いをして、林を通る風の音が合いの手をいれます。もうすぐストーブを入れます。


■ソバ咲いて、アンニンゴ実る。(8/21)。
ソバの花咲いています。いつもなら9月頭が見頃ですが今年は早い。アンニンゴの実も色づいてきてヒュッテでは最初のリキュール漬けが始まりました。今朝は下界も冷えているようですが、ここでは朝9時でも14度。もう秋の気候ですからいらっしゃる方は服装にご留意下さい。


■風が吹いて寒いくらい。(8/20、夜)。
午前は晴れ間もありましたが、だいたい天気雨。団体が帰られて静かになった1Fではポゴレリチのモーツァルトをかけました。まだ断続的に雨があり、しかも夕方には風が出てきました。川の濁りは引いてきた感じです(写真は5pmの大津岐口の橋のところ)。でも釣り人はまばらですね。
連日キャンプをしているご夫婦がヒュッテのバーに来て飲んで行かれました(BGMはアート・ペッパーにした)。少し前にも3晩つづけて飲みに来られた親子もいらっしゃいました。久々にカクテルなど作ってこちらも嬉しい限り。晴れていれば焚き火をしながらの酒は旨いが、雨の時はつらいもの。ヒュッテのバーに来てくれればのんびり飲めます。


■だいたい毎日夜に雨。(8/20)。
8/15の大雨で通行止めだった銀山平ー尾瀬口間は迅速な対応で翌日にはほぼ復旧工事が終わっていました。今年最初の大雨でしたので、土砂や倒木が何カ所も出ていました。8/15夕方、楢沢では道路の上を川が流れ10台くらいが足止めされたそうです。ヒュッテに手伝いに来るはずだった方もしかたなく戻って翌日来てくれました。
その後、雨が降ることが多く、昨夜も台風の影響か強い雨がありました。


■どうも通信状態が悪い。(8/19)。
最近、衛星通信電話の調子がおかしい。こちらの機械でなくNTTDocomoの衛星かその関連。毎日深夜になると電話が通じない。衛星が2機あるのだがどちらかがメンテナンスでもしているのだろうか。昨年もおかしい時期があり、あとで聞いたら地上局のシステム上のトラブルが原因だった。村の指導で地域に数台入れた電話で、とんでもなく高い電話でありながら、昨年も今回もトラブルについての告知はなく、ユーザーサービスを意識していない状態。
春に公衆衛星電話の導入の説明会があったときに、地元の人が繋がらないことはありますかと質問した時、絶対大丈夫とNTTDokomoの人が言ったが、私が昨年のシステムトラブルの事を知っていてそれを話すと、突然私にたいして丁寧に話し始め、最後はそこにいた全員のNTTDokomo社員(平まですべて)が私と名刺交換にくるというありさま。NTTDokomoはまだ官営の体質を引き継いでいるのだろうか。住民台帳の国民背番号も見切り発信したが、あんなもの簡単に盗みだせますね。日本の公というのはとてつもなく能力が低下しているのですから。


■集中豪雨、R352通行止め。(8/16、4am)。
8/15夕方3時過ぎからの大雨で銀山平ー尾瀬口船着き場間のR352で数カ所の倒木、土砂流出により通行止め。8/16朝に復旧作業の予定。とんでもない大雨で道は通れなくなり沢もまだ増水しているところもあります。釣り人には最高に魅力的な条件ですが、あまりにも降ったため危険もあります。今朝もヒュッテ泊のこども達が沢に釣りにいく予定でしたが、まだ水量が多く断念してもらいました。車で来られる方は檜枝岐経由が確実です。小出経由は昼前には通るとは思いますが未定です。


■連日の雷雨。(8/14)。
今日の午前は晴れていましたが、午後からまた雨。キャンプ場には5組7張りで余裕ですが夕食時の雨がつらい。雷雨のくせがつくと何日もおなじ状況が繰り返されます。衛星電話も一時不通になることがこの数日ありました。


■今年一番の雨。(8/13)。
昨日の雨もいい雨でした。今朝はヒュッテ泊のはじめての沢釣りの子供さんでもいい型の岩魚をあげました。今日は夕方から断続的に雷雨が続き、今現在も(夜9時)何度か強度の雨が来ています。沢の岩魚をねらうには明日朝が今年で一番の条件になりそうな気配です。ただ、キャンプのお客さんには泣きたいほどの状況です。


■久々の雷雨2回。(8/9)。
朝15度まで冷えましたが、そんな日は暑くなるもので、昼はじりじりと日が照って外の作業がばてるほど。夕方に曇り始め雷雨2回ありました。今日ヒュッテ泊の平ヶ岳登山のお客様は最後の下りで降られてびしょぬれになり、着いて早々宿の洗濯機を回されていました。でも午前の見晴らしは素晴らしく満足のご様子。裏コースの事情を話すとそりゃひどいねと嘆かれ、デリケートな自然をもちトイレもない平ヶ岳に旅行業者の団体ツアーを送り込むという無神経さにあきれていました(しかも通行止めの道を使って)。
釣り人にとってこの雨は期待させます。明日は土曜ですし朝一番の釣り人が多いことでしょう。


■山も暑いが、下界は猛暑と聞く、ヒュッテは今19度。(8/8)。
いやに暑い日だなと思っていたら下界は38度を越えているとのこと。しかも東京の今晩の最低気温は28度と聞いてびっくりしています。小白沢は昼は暑かったものの夜9時の時点で気温19度。朝は15度くらいに下がるでしょうか。厚い布団を一枚掛けて丁度いいくらいです。


■花マタタビ予約販売。(8/7)。
写真は小椋幸雄さんちの花マタタビの塩漬け。こりこりとして酒のつまみには最高です。これを分けて頂くことになり、ヒュッテのお客様にもおわけします。1ビン(内容量400-450gくらいかな)を1200円でお売りできます。メール blanc@cocoa.ocn.ne.jp の受注順となります。早い者勝ちですので締め切り後はお知らせしますのでご容赦下さい。
(花マタタビは完売しました、8/20)


■かなりの釣果。(8/4)。
日曜のわりには釣り人が少な目でしたが、先日の雨が良かったようで、各地でいい釣果があがったようです。いつもヒュッテで昼飯とベルギービールを堪能されているカップルも夕方前、帰り際にこられて38cmをあげたということでご満悦。キャンプ場に泊まった方々では常連の方も初めての方も今日はかなりの型をあげたようで満足されていました。ヒュッテは家族連れが二組で子供さんが多く、かなりのにぎやかさ。息子さんがチェロを弾かれるようで大きなケースも持ち込んでいます。さて明日はチェロの音色が聞かれるでしょうか。


■ひゃ〜でかいきのこ。(8/3)。
麻里ちゃんと直樹くんがもっているキノコの大きさはすごいですね。キャンプ場に出ました。でも食べられ無そうでがっかり。チタケはいっぱい出ています。
本流は朝までにごっとていましたが夕方やや澄みはじめてきました。湖への流れこみで40cm台か50cm台があがったらしい。沢は雨のすぐあとに澄んでいます。


■長い晴天におさらば、連日の雨。(8/2)。
昨日夜から雨が降っています。雷雨というほどのものではないため本流はまだそれほど増水していません。今夜いっぱい降って明日から回復の見込み。雨量によっては明日朝の釣果が期待できます。登山で来られたお客さんはヒュッテで足止め。1日違いで晴天を逃してしまいつらいところです。


■なかなかつらい条件下ですが、きれいなヤマメ。(7/30)。
ほんとうに晴天が続きますね。平ヶ岳登山口には連日まとまった車がとまっていて、平日関係なく登られているようです。
川はさらに水量が少なかったのですが、早朝出かけた常連のMさんが綺麗なヤマメ33cmをひきつれてにこにこしながら帰って来ました。美味しい朝飯が食えましたね。昨日、釣りをあきらめて平ヶ岳登山しお疲れの筈がこの釣果。さすが長年通っているだけのことはあります。このヤマメは本流ですが、沢でも大きめの塩焼きサイズの岩魚は連日あがっています。
そうそう、前の土曜に泊まられた地元の人の話では、昔手づかみで岩魚をとっていたという事です。ばしゃばしゃと水をかきまわして岩魚を石の下にもぐり込ませ軍手で捕ったという。なんと最高72cmの岩魚を潜って捕ったことがあるというのです。今は昔ですがなんとも景気のいい話です。


■川は澄んで水量少なし。(7/28)。
台風後たいした雨もなく、本流は水量が減っています。水も澄んでいます。今年は雪も少なくこのところ雷雨もなく水温も高めですので、子供の水遊びには良いでしょうが釣り人にはつらい日々が続きます。山の人には少し暑いですが好天は続きます。今日、平ヶ岳の登山口は車で溢れていました。例年この時期は7/20がピークですが3連休でなかったこともあって分散しているようではあります。夕焼けもでたので明日の快晴も期待できます。


■川は涼しげ。(7/26)。
連日の快晴が山でも猛暑を演出しています。この暑さの中、川は写真のように飛び込みたいほど涼しげ(撮影はいつもと同じ大津岐口の橋から、上手と下手です)。平水で澄んでいます。


■美女寝姿三態。(7/26)。

ヒュッテの美女こと「バカボン」のあられもない寝姿です。


■連日猛暑。でも朝は冷える。(7/25)。
下界も暑いでしょうが山の昼もけっこう暑い。草むらで作業しているとまいります。でも今朝は冷えて寒いほど。ところが快晴の青空からものすごい日射がおりてきて猛暑に。しかも今年最初のアブ発見。最初に出るのはトラ模様のおおきい奴。メジロはまだです。
キャンプ場に泊まられて平ヶ岳に登り、山で一泊し降りてまたキャンプ場に泊まられたご夫婦は2人あわせて138歳とのこと。とても仲の良いご夫妻は朝のすがすがしさを喜んでおられました。オープンカーで船着き場までお送りして、濃い青空と風が気持いいことを愛でておられて、こちらも気持のいい一日の始まりでした。


■梅雨明け後最初の雷雨。(7/21)。
先日梅雨明けして、湿度が減り過ごしやすい夜になりました。蛍も連日(7/18-20)飛んでいて、平ヶ岳・駒ヶ岳登山で泊まられ、ヒュッテを賑やかにしてくれた大阪のおばちゃん達もその光になごんだ夜でした。天気予報がはずれた昨日は暑い一日でした。そんな強い陽射しの中、平ヶ岳をコースタイムできっちり登られた強靱なおばちゃん達に敬服。裏の短縮コースを行くへらへらした連中とは一線を画すグループは登山経験の長い60歳台の社長さんが率いていました。
今日はぱっとしない天候です。夜7時過ぎには雷が鳴って梅雨明け後最初の雷雨。釣り人には期待の雨です。今日帰られた釣りのお客さんには悔しい雨でもあります。


■下界は猛暑ですね。(7/18)。
山も結構暑くなった一日でした。仕入れで降りた小出はとんでもない暑さです。車についている温度計は日向では42度を示していたほど。山でも風がなくめずらしく不快なほど。夜はさすがに心地よくなり、昼のこの蒸し暑さなら蛍かなと思い、外にでたら案の定、点滅する明かりがヒュッテの前の草に1匹。ほっと一息つける夜です。関東は熱帯夜との予報でしたから皆様体調にはお気をつけ下さい。


■台風去って。(7/17)。
2つめの台風は前と同じコースでたいしたこともなかった。その台風がいったあと、前回のように蒸し暑くはなりませんでした。今朝も薄曇りですが爽やかです。昨日濁っていた川も写真のように澄んできています。ただ、ヒュッテから下手はハヤがめっぽう多いようです。かなり上手でヤマメがあがっている今年です。


■曇りときどき小雨。(7/15)。
7/14夜はたいした雨ではなかった。朝は曇っているが小雨が降り出しています。どうも台風がまっすぐこちらに向かっているようで不気味です。前回と同じように南側の進路をとれば、このあたりの雨が少なく、尾瀬が多いといういう形になると考えられる。北を進むと風も強く大雨の可能性が出てくると思うので、気象情報にご注意下さい。


■夜の雨でまた濁る。明日は最高か?(7/14)。
落ち着き始めやっと濁りが取れてきていた本流ですが7/13夜の連続した雨でまた濁ってしまいました。今日は晴れ間が多く蒸し暑い一日でした。夜の雨が心配ですが7時時点で大雨の感じではありません。雨がなけれな明日は絶好のコンディションの筈。ずっと濁りで腹の減っている魚が食いつくはずです。ただ台風の影響が心配ではあります。
昨夜は一般の宿泊客のほかにワイン会として長岡、新潟、高崎から若い女性達が集まり深夜までの宴でした。先日の小出からのワイン会に続き、昨晩は女性の笑い声の絶えない夜となりました。コーディネーターの一人の男性が早朝にサザエを山ほど採って持ってきてくれて、山には珍しいつまみも加えて盛り上がりました。私は翌朝、お客様の朝飯の準備もあって途中で休ませていただきました。
残念ながら夜の雨で、キャンプ場にテントを張った方々はつらかったと思います、せめて朝に晴れたのは幸いでした。また来るときは気持のいい天候になることを祈っています。いちばん安定しているのはやはり秋ですね。それもヒュッテを閉じる寸前で、紅葉の終わった後は一番安定しています、ただ、夜は冷えます。焚き火をしても前が暖かく背中は冷えると言う感じ。


■本流落ち着いてくる。(7/13)。
昨日までゴウゴウと音をたてて流れていた只見川本流ですが、落ち着き始めやっと濁りが取れてきています。写真は7/13、10:30amのもの。7/11の写真と比べて水位がかなり低くなって岩が見えているのが確認できますね。


■シルバーライン通行止めについて。(7/13)。
先日通行止め情報を載せた時に時間帯は22:00〜4:00と記しました。公にはそれであっているのですが、実際の作業上では余裕をもって時間帯を設定してあるため、ほぼ3:00までには作業は終了しているらしいとの情報が入りました。その都度終了時間は確定していないと思われますが、大型トレーラー1台を通すための通行止めなので、早めにいって開通を待つのもいいかと思います。
<シルバーライン通行止め情報>をご覧下さい。

■素晴らしい晴天。(7/12)。
台風一過の晴天です。山ですから下界のように暑くないですよ。爽やかな朝の青空にヴィヴァルディの「海の嵐」のアレグロを繰り返しかけています。「気狂いピエロ」の南仏の光を思い出します。あとはアンナ・カリーナが来てくれるのを待つだけです。今年からヒュッテにお目見えしたプジョーのオープンもありますのでアンナ・カリーナでなくとも送迎します。
さて、本流は水量が減ってきているとはいえ、まだまだ濁流です。釣りにくい状況ではあります。


■少し晴れ間も。(7/11、7pm)。
このあたりの雨はたいしたことがなく、風も強くありませんした。夕方には一瞬晴れ間も見えるほどでした。(写真)は朝と同じ位置の只見川の7pmのものです。ピークの朝よりはやや水量が減ったのですが濁流であることは変わりません。道はもう乾いている状態。雨があがった3時ころから私は草刈りで汗を流し、風呂に入ってビールが旨い。


■雨やや小降りに。(7/11、5am)。
台風はかなり南の進路になったので、このあたりは断続的に雨はつづくものの強さはありません。(写真左)は昨日と同じ大津岐口の橋から、(写真右)は小白沢の橋から撮ったもの。さすがに只見川流域の総雨量は多いでしょうから、かなりの濁流となっています。今日の夕方から晴れてくると思われますが、本流で釣りになるのは少し先になりそう。このあたりより尾瀬の奥の方が降っていそうで、本流が落ち着くのに時間がかかりそうな気がするからです。


■雨続く。(7/10、7pm)。
台風が近づいています。昨日から雨が続いていますが、強度はそれほどありません。しかし連続降雨量80mmを越えたため、 銀山平ー尾瀬口間は今日通行止め になっています。ただ、道に土砂が出ている様子はまだなく、道が沢を通過する部分も水が溢れるほどではありません。しかし、明日早朝がピークと考えられますのでご注意を。
(写真は午後6時過ぎの大津岐口の橋から撮った只見川。6/12の写真と同位置ですので比べてみて下さい。)
ヒュッテの前のガソリンスタンド(自家用)があり、その上のナラの梢にモリアオガエルの卵が数カ所生んであったのですが、下はコンクリートなのにと不思議でしたがこの雨を予想しての産卵だったのですね。きっと明日には生まれて流れていくのでしょう。


■お〜い、ここはどこだ?(7/9)。
ヒュッテにはバカボンという猫がいますが、ヨーグルトが大好き。食べ終わったヨーグルトの箱をあげると、一生懸命になめまくります。ついには箱が頭からとれなくて右往左往。
今日は久々の雨がありました。台風の影響がもう出ているのかも知れません。でも明日、明後日に強い雨があるのではと思っています。増水したらすぐにHPに情報を載せます。
そんなくすんだ空模様でしたが、ベベウ・ジルベルトのCDをかけながらソファーに寝転がって本を読んでいるとすうっと晴れ間が。丁度「So nice」がかかっていて心地よい陽射しに気分もSo niceな午後でした(曲の詩は、もしあなたがいたらSo niceなのにという切ない内容ではありますが)。


■平ヶ岳山開き無事終了。(7/7)。
平ヶ岳の山開きは毎年7月第一日曜です。宿は持ち回りで、今年はうちとヒルバハウス。天気予報を気にしながらも前夜の夕食は大変盛り上がりました。一部ベルギービールをつぎつぎと飲まれるお客様も居て翌早朝は大丈夫かと心配なスタッフ。朝3時に登山口集合です。出発時に丁度小雨があって不安な船出でしたが、昼間は晴れて蒸し暑いほど。午後には少し曇って風もあり、足をくじいた方などをのぞいて登頂されました。
木道が大変整備されていることに皆さん驚かれていました。数年前まで泥だらけの道があったことを思うと隔世のかんがあることでしょう。今年は雪解けも早く、道に雪はなく、頂上てまえの池のあたりに残雪が残る程度。
前夜の湯之谷村観光課の方の挨拶で、平ヶ岳の登山道は鷹巣コースだけと認識しており、当然山開きは鷹巣地区で行っていくことを明言されていました。登った方も、デリケートな自然環境である平ヶ岳ですから、タフなコースと言う感じのある鷹巣コースだけで全体の登山者数がセーブされるほうが、環境保護の面で好ましいとの意見を話されていました。常識ある人であれば当然の見解であると思います。


■白いヒオウギアヤメ。(7/7)。
ヒュッテの周りにはヒオウギアヤメが咲きます。なぜか紺、黄色、白という順序で必ず咲くのが不思議です。その訳をご存じの方がいたら教えて下さい。今は最後の白いアヤメがかわいらしい。


■本流は落ち着いてきました。(7/1)。
本流の水量が多く、なかなか釣りずらい状況でしたが、平水に近づき対岸に渡れるところも出てきました。支流でも39cmがあがったとの話が聞かれました(岩魚か桜マスかは不明)。前の週末のようです。滝のある沢といえばだいたいおわかりでしょう。


■平ヶ岳登山妨害のうわさ。(7/1)。
せっかく昨日気持のいい話をしたところに、とんでもない話が舞い込んできました。平ヶ岳は正式登山口が鷹巣にありますが、危険な通行禁止の林道を使用しての送迎による中の岐コース(これまでも死亡事故あり)があることは時々ふれてきました。その送迎をしている地域の人たちが平ヶ岳は私有地である(真偽は不明)と主張して正規の鷹巣ルートの登山を阻止し自分たちの裏ルートだけで登山を独占しようと画策しているとの噂が耳に入りました。
事実であればなんともひどい話です。以前『金儲けのために手段を選ばないやりかたは問題』と書きましたが、まさに文字どうり。日本には公共という概念などは育っていないのだという事実を裏付けています。自治体とはたんに利権者たちの調整の場でしかないことは宗男問題でも明らかになっています。悪代官と越後屋は平成の世にも生きながらえているのです。山と渓谷社でさえ、取材のために前出の宿とルートを使用しているのです(2000年7月号の記事のために泊まった)。地元、行政、政治、メディアどれも役立たずという日本の縮図を変えたいのであれば、まず事実を認識することから。




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blanc@cocoa.ocn.ne.jp