2002年6月の情報

■キャンプ場に若者達の声。(6/30)。
梅雨の晴れ間がつづき、久々に気持のいい日和でしたが、キャンプ場にもやっとお客さんが訪れました。平ヶ岳登山後に来てくれましたのですが29日昼間は結構暑かったので尾根道はつらかったでしょう。前前日、バーベキューについての問い合わせの電話があってキャンプは予想していたのですが、平ヶ岳登山とは思わなかった。かわいらしい女性の声での電話だったのです。実際こられたのも女性2名を含み、東京からとのこと。みな華奢な体格なのでよく登ってきたとびっくりしました。今日(30日)も予報がはずれて晴れ、キャンプの片づけには良かったですね。
昔に比べて若者の登山は減ったようで、中高年が目立っていました。時々ヒュッテを訪れてくれる若者達は皆礼儀正しく、いつも感心していました。厚顔無恥な大人達ははやく引退して、若者達に席をゆずれば日本も大丈夫だといつも思う次第です。


■シルバーライン通行止め情報。(6/30)。
大鳥増設工事のため、夜間通行止めがあります。
<シルバーライン通行止め情報>をご覧下さい。

■ひとりの食事。(6/24)。
いや〜お客さんが来ませんね。道を通る車もまばらです。久々の晴れ間で大工作業がはかどってしょうがない。『銀山拓殖株式会社・社史』が昨年末に出版されていて、ヒュッテにもってきたのであちこちひっくり返して事実を確認。昔、岩魚は入れ食いで釣れたらしく、お客さんが来てからおかずを釣りに行って間に合ったというからすごい。『銀山拓殖株式会社・社史』には様々な昔の暮らしや川、山の情報がのっていて面白い。お泊まりの際はお読み下さい。
さて一人の食事です。寂しくないように具を沢山入れたにぎやかなスパゲッティです。ランチにも手をかけた食事も出したいところですが、宿泊、売店、食堂、キャンプ場受付、それに宿全部の掃除と伝票整理や仕入れの小出への往復までを1人でこなすと、どうしても昼は手を抜いてしまう。まあこの宿のシステムを変更してからバラエティのあるランチは考えますのでお許し下さい。暇なときには色々と無理はききますので、だめもとでおっしゃってみて下さい。


■しとしと雨続く。(6/23)。
不安定な天候が続いています。さすがに梅雨というところですね。山菜採りはあいかわらずかなり入っているようです。でもほとんどフキ採りのようです。地元のフキ畑も1回目の収穫の時期ですしね。そば畑も整地もほぼ終わり種まきを待つ状況。里では年2回収穫されるそばもここでは1回です。
日本のほとんどのそば畑では新しい品種の大粒のそばを植えていると思いますが、ここでは開拓の頃からずっと同じそばを繰り返し作っています。実は小さく収穫量は少なめ。畑の面積が減ってきていると思われるのは住んでいる人の数が減っているから。かつての畑を再開しそばなどを作ってくれる人がいたらと思うこの頃です。標高や寒冷であることなど、そばに適した環境なのですから。
もちろん収入を考えたらまったくペイしない仕事です。でも経済効率だけでは語れない物や事を再認識する時代になっている筈です。「鈴木宗男はいらない」と言える地方と地域が求められています。

■今年最初の豪雨、アラレもまじる。(6/22朝)。
朝5時20分ころから雷雨がありました。とちゅうアラレも混じるすさまじさで、今朝平ヶ岳登山に来た方々はどうしたのだろうと心配になるほど。釣り人には期待させる強度の雨でした。
常連のMさんは昨日も釣果をあげ、30cm桜マスなどをあげましたし、昼間には山菜に加えてキノコ(アマンダレ)を採ってきて「春にもでるんだね」とびっくりしていました。たぶん5〜6月頭にかけての好天で地温も高かったことが菌の育成に良かったのではないかと推測します(あくまで私のかってな推測です)。秋のキノコも初秋の菌の育成のころの気候が大きく影響すると聞いています。春のヒラタケは知られていますが、アマンダレがたまに出ることを知ってる人はあまりいないかな。

■本流でいい型あがる。(6/20)。
昨日の気持ちのいい晴天のあと、朝から曇天で釣り人も少な目。そんななか、本流も沢もむつかしいと思われていましたが、今日、常連のMさんがイワナ30cm、桜マス35cmを引き上げました。ある戦略をもってのこの釣果ということです。
また、夜間(9pm-5am)のシルバーライン通行止めですが、1am-2amは通過できると言うことです。
そして、今度の土曜日の昼はヒュッテでワイン会。地元小出と長岡の美人(もと美人ではなく現役)が来ると噂です。


■まことに静かなので、ちょっとお休みを。(6/17夜)。
明日はサッカーの日本戦。3時半キックオフだというからお勤めの方はどしてるの。私は下界に降ります。その後仕入れなどで上京の予定で、6/18午後〜6/20はヒュッテをお休みさせていただきます。もし日本が勝ったら次は6/20土曜日に準々決勝。そうなればお客もないでしょうね。とほほ。

■民宿只見川の誠さん退院。(6/17)。
お袋さんが骨折のあと自身も入院していた誠さんですが、昨日退院して帰ってきました。大酒飲みの誠さんですから、近所では肝臓で入院だともっぱらでしたが、肝臓はそれほでもなかったようです。でも酒は止められています。昨年安喜さんが急逝し、今年は誠さんが酒を止められたので、ヒュッテのワンカップはまったく減りません。でも健康が第一ですからご自愛を。若い看護婦さんがいっぱい居たので良かったですね。
造林の仕事の幸雄さんは今日で一段落させ、ふき取りになります。このあたりでふきは貴重な現金収入になります。ふき畑がたくさんありますが、栽培しているのですから間違っても採っていかないようにお願いします。ちなみに栽培のキノコもあります。
本流はまだ水量多め。対岸に渡れる感じではありません。昼晴れて、午後と夜に若干の雨というサイクルがこのところの気候です。

■雨ふる。(6/15)。
梅雨に入って、朝晩の小雨があったのですが、今日は午後にまとまった雨。夜にもしとしと始まっています。沢の水量はかなり細くなっていたところですから、これが魚が動くきっかになればという感じ。釣り人もやや増えました。でも若者は居ない。そりゃサッカーのせいでしょう。決勝Tにいったから日本が負けるまで、こちらは静かです。

■サッカー日本決勝T進出。(6/14)。
お客さんがあったため小出に降りられず、日本戦は観られませんでしたが、BSの臨時ニュースと7時のニュースで勝利を知りました。なんだか都会は大騒ぎのようですが、サッカーを知らない熊や狸しかいない小白沢は静まり返っています。うちのバカボン(猫)もまったくしらけた顔で飯はまだかとにらんでいます。
日本が決勝T進出した今日、株価は全面安、防衛庁問題で国会紛糾。若者は結果を出しているのに高い給料貰っている大人達はいまだに無策です。ふつうならば、そんな大人は切腹か蟄居が妥当でしょうが、鈴木宗男よろしくじたばたしながらやり過ごそうという無責任ぶり。

■シルバーライン通行止め。(6/14)。
シルバーラインが夜間通行止めになります。枝折峠も通行できないため迂回路がありません。期間は6/16-24の夜9時〜朝5時のあいだです。

■夜に雨、本流にごる。(6/12)。
6/11梅雨入りとともに夜半のまとまった雨。本流は濁りました。写真は6/12、13時に大津岐口の橋から撮った只見川。さっそく釣りらしい車があちこちに入っていました。
その雨でR352の湖沿いの道も土砂が出ていますので、ご注意下さい。


■ベンチも出来てテラス万全。(6/11)。
新潟側は6/7の午後には開いていたようです。連日の晴天でしたが、土曜6/8夜から6/9朝にかけてひと降りありました。日曜は強風で湖の船の人は怖い思いをしたのでしょう。6/10朝冷え込んだのですが、昼は蒸して下界と変わらない暑さでした。

テラスのベンチもようやく完成してあとはお客を待つだけ。昨日のお客さんは釣りの衣類を干すのにテラスが便利そうでした。今日6/11は人気もなく山は閑散としています。

■道は明日開くぞ。天気は連日最高。(6/7)。

予定より1日遅れで道が開きます(6/8新潟側)。毎日晴天が続き、風も実にさわやかに吹いています。客の来ないヒュッテでは作業が進んでいます。オープンテラスにまずは机を2点。白い足は遅れてきたルーズソックスの女子高生か。この後ひまな日にベンチも作ります。厨房もペンキを塗って少しは綺麗になって来ました。レンジフードを作ろうかと画策中。一歩一歩まともな宿への道を歩んでいますが、さ〜て今年はどれだけお客さんが来てくれるやら。昨年釣れなかったし、きっと暇な宿になることでしょう。でもその分整備は進みますからご期待下さい。

■ヒュッテにオープンテラス出来ました。(6/3)。

新緑の中、じつに気持ちのいい天候が続きます。山では春セミがかなりの音量で歌っていますし、夜になればカエルの合唱。ヒュッテにオープンテラス制作中(写真)。あとは塗装するだけです。昼寝するも良し、もちろんシャンパンやシードルをかっくらっても良しです。机とイスはこれからです。

■好天でチョー気持ちよい。(6/2)。

昨夜の雨で空気が澄んで、見通しがよく山が見事。日向は暖かいが風が冷たく家に入ると寒いくらい。(写真左)は燧ヶ岳、(写真中)は平ヶ岳、(写真右)は虚空像岩の先端で満水の様子がわかるでしょう。後ろに見えるのは片貝の池の上の絶壁。
小千谷土木に苦言を呈してきたこのHPですが、好天続きもあり国道352の整備は順調に進んでいて、工事関係者に感謝。県庁からのお小言が効いたわけでもないでしょうが、ガードレールのワイヤー取り付けもあとわずか。予定の6/7は問題なさそうな様子です。ただこの時期、道には大小のカエルが出てきますので通行の際はご注意を。まむしもたくさん轢かれていました。昼の好天に続いて夜も満点の星空。明日朝は冷えそうです。

■大津岐は山菜とりでごったがえしたそうだ。(6/1)。
昨年の大津岐はバンやトラックの団体がきて山菜をねこそぎとっていたが、今日も似たような状況だとお客さんがびっくりしていた。この調子で数年来たら山は無惨になってしまうかも知れない。魚を大小かまわずすべて持って帰る釣り客もいるし、山菜についてもこのありさま。他人のものや公共のものを平気でむちゃくちゃにする輩が多い日本に未来はない。国債の2段階の格下げも実はこの辺に由来するのではないかと思ってしまう。
今年は山菜も早いが、もちろん花も早い。尾瀬の水芭蕉はいつもならこれからだが、ほぼ終わったらしい。花を見に行く人は現地に状況を聞いてからにしたほうがいい。また、雪も少ないから沢にも雪は残っていない。先日33cmをあげたK沢も、場所はかなり上で、尾根寸前までいったが残雪は全くなかったという。ただ、一番上のなめ滝も水量はわりとあったようで、どこから水が来ているか不思議ですねと話し合った。さすがにプールの水は少なかったが。
あと、今年は虫が多そうだ。小粒のバッタが大発生しているし、目に飛び込んでくる虫も多い。小さな毛虫もたいへん多いようで、今後どんな虫が大発生するか注意が必要。
このところ好天が続いているが、朝晩に若干の雨があった。

■釣り人それほど多くはないが33cmあがった。(5/30)。
小白沢ヒュッテは準備中で、常連さんは他の宿にお泊まりでしたが帰りによって、33cmあがったよと見せてくれました。沢のかなり上までいったらしいです。でも途中山菜とりの人が上にいて、そこでは釣りになたなかったと。この時期は2種の人種の陣地取りの時期でもあります。本流はまだ水量が多く、釣りがきびしい。
「意地悪」と昨日の日記に書きましたが、すべての人が意地悪なんて言っているわけではないし、実は私もかなり意地悪といわれます。相手の論理的矛盾につけこんでいくので、なれた同居人はすぐ逃げ出します。ただ、日本人的意地悪は感情がもとになっていることが多いですね。だから、どちらが筋が通っているかでなく、地位や力関係できまったり、また解決策はいっしょに酒を飲んでちゃんちゃんという訳の分からないスタイル。明治以降も共同体は封建体質と百姓気質を引き継いでいて、外務省や宗男氏が日本人気質の典型になってしまった。

■国道352新潟側整備すすむ。「白銀の湯」はなぜ空いている。(5/29)。
御池側はすでに開通していますが、新潟側(銀山平ー尾瀬口)の整備がすすめられています。まだ砂や土砂が残っている部分がありスリップなどしそうなところもまだあります。6/7開通予定とされています。
今日は朝から晴れて風もなく、満水の湖は鏡のよう。カヌーをこぎ出せば気持ちよさそうでした。
銀山平にオープンした「白銀の湯」は丸太沢の温泉を引いていますが、まだ客がまばら。それもその筈、小出からダムまでの道に「白銀の湯」へのサインがないのです。何故かというと、地元では「白銀の湯」周辺に移転した人たちとしなかった人たちの間に齟齬があり、村にサインを作らせないようにしているらしいのです。税金の使い方の問題もありますが、出来た施設は出来るだけ有効活用すべき。意地悪は湯之谷村民の得意芸だからこんなことも起こります。もちろんこのHPを作っている私の悪口もおおいに言われているらしいです。これが日本のティピカルな田舎の姿でもあります。

■国道352御池側が5/25に開通。(5/26)。
御池側はまず金泉橋までが開通し(5/23頃)、5/25午前9時に尾瀬口船着き場までが一般開通となりました。福島県側はかなり前に開通できる状況でしたが、短い新潟側(金泉橋ー尾瀬口間)の整備がされず、少雪のわりには遅い開通で、山菜はほぼ終わっています。
残った尾瀬口ー銀山平間はすでに除雪は終了し、整備に入っています。こちらは6/7頃の開通予定との話です(小千谷土木事務所・小出出張所)。道路状況については前述のように各県土木事務所に問い合わせしていましたが、一部全く状況を得ない回答などがあったため、新潟県庁の担当まで問い合わせしました。その後小出出張所から直接私に説明の電話をいただき、現状を把握する事が出来ました。

■国道352御池側の開通は5/22ころか?
 新潟側は少雪にもかかわらず目処つかず(5/19)。

福島県・山口土木事務所の話では尾瀬の山開き5/22にあわせて、国道352御池ー尾瀬口が開通になるのではないかとの話。丁寧に教えてくれました。いっぽう新潟県・小千谷土木事務所では銀山平ー尾瀬口は6月半ばくらいでいつになるか分からないとそっけない返事。贈り物でもすれば早くやってくれるというのだろうか。
銀山平にオープンした「白銀の湯」は5月あたまから営業中。10am-7pm、¥600。したがって丸太沢温泉は今年はないという。「白銀の湯」周辺にはたくさんの宿とログハウス群。すべて税金などで出来ていて、銀山平から移転した人たちはこれまでの宿を解体する条件で、新しい宿とログハウスを無償で入手したとのこと。農林水産省と国土交通省の制度事業。前村長の使途不明金もあるようで湯之谷村は巨額な借金でつぶれる寸前。

■国道352御池側の除雪は終了。(5/7)。
雪の少ない今年は道の開通が早まっています。先日、国道252が開通していますが、国道352の御池-尾瀬口間の除雪も5/7終了したという情報が入りました。まだ道の整備が残っているので一般車通行開始は「尾瀬山開き」5/22の頃ではないでしょうか。開通情報は随時このHPに載せていきます。
写真は5/7の御池です。除雪車がゲートとなって通行を止めています。
*国道352の銀山平-尾瀬口間はまったく開通未定。

■国道252すでに開通。(4/28)。
4/26に国道252は開通したらしいです。地元の要望があり5/10開通をめざしていたが、雪が少なくさらにはやい開通です。遅い年は6/1ということもあった。

4/28の銀山湖です。昨年に比べて山が黒いのがおわかりだと思います。(写真左)でも平ヶ岳はまだ真っ白です。(写真右)

それに比べ国道352はまったく手つかずです。(写真左)山では新緑が始まっています。(写真右)5月半ばには小出に入って、ヒュッテの準備を進める予定です。

■雪少なく開業早いか。(4/2)。

昨年末の雪は多めでしたが、2月以降はそれほどでもなく、雪解けは早そうです。従って開業も昨年よりは早いでしょう。ただR352の銀山平から先の開通については分かりません。随時情報を載せていきます。(写真左)は奥只見ダム付近。(写真中)は奥只見丸山スキー場ですが、連休まで滑れるかむつかしいかも。(写真右)は銀山平船着き場付近です。R352はこのようにまったく雪の下。

■檜枝岐から先はまだこんなです。(3/28)。
今年、雪が少ないとはいえ、3/28時点で檜枝岐のミニ尾瀬から先は写真のように通行止め。たぶん現在も御池までの道の除雪中でしょう。



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