日記、あるいは、ある断章の提示
2000-4/20-5/22




どっひゃー、2ヶ月もこの日記を休んでしまいました。その間にいろんなことが起きました。火山が噴火するし、首相は交代するし、巷では相変わらず警察などの不祥事がつづいているようですね。このところ結構仕事があったのと、メル友との通信もやっていて本当に久々です。しかし、森政権が発足して支持率が40%以上もあるというんだから日本人のおおぼけぶりは大したものです。自民は当然のごとく小渕同情票を期待しての早い選挙を画策しています。でも森氏というのはどう見ても町長か地方議員以下の顔をしていると思います。もしくは一見ソフトタッチだが裏ではインチキな事をしている商店街の町会長。(20/Apr/2000 T.S.)

先日、TVを見ていたらクボタのCMの最後に「Think Basic」と堂々と出てきた。当然Macのパクリなのだが、あまりの節操のなさに口をアングリ。広告屋のじり貧さはず〜と感じていたが落ちるところまで落ちましたね。ずいぶん前からCMに使っているBGMは制作者が若者のころに流行っていたもののリバイバルばかり。代理店はクリエィティブとかいう名称をよく部署の名前に使っているが、とんだお笑いぐさですね。(20/Apr/2000 T.S.)

この1年、政府はいろいろと景気対策をしてきたのだが、その実状について。聞いた話ではあるが、知人(最近ほとんど会ってない)が景気対策の補助金(何省のかは知らない)らしいのを受け取っていて、そのための仕事はしてなくて、あとで適当な報告書を書いて済ませるらしい。たぶん6-700万くらいだと思う。大きな会社でなく個人であるから他に仕事はしなくてもしばらく食えるであろう。しかし、とても恥ずかしいことだという認識はなく、周りが皆やってるからと言うだろうしラッキーと思っているのだろう。自民党がばらまいている景気対策はこうして無駄金になるのです。今年の山小屋は税金の無駄遣いに貢献した人々は出入り禁止にしようと思っている。(20/Apr/2000 T.S.)

なぜかこのところの少年犯罪が17歳だったことなどをTVは取り上げている。少年法も国会で棚上げ状態だったものが、急遽、論議されることになりそうだ。つまりは話題のある物を取り上げて選挙に生かそうという与党のもくろみなのである。ただ、内容は中途半端な物のようでこれが可決されるとかえって意味のないことになるのだが、そんなことは選挙まえのゴロツキどもにはどうでもいい事である。その少年達であるが、みな成績も良く評判のいい子であったらしい。それが何故というのが昨今の話題である。そして森総理は原因をTVゲームやら教育改革やらと誰でも言えそうな適当な言葉で善人ぶって話している。ふと思ったのであるが、かつて私らより前の世代が子供の時代、政治家なども含めて娑婆の中心にいる大人を目の当たりにすることは無かった。大人とは自分の親や家族、先生くらいであった。今は毎日のようにTVで顔が観られる。頭のいい子供にとって、うそっぱちしか言わないチンピラ大人は一目で分かるのだ。そしてチンピラが多勢を占めている世間に子供が絶望してどこが悪いというのだろう。(9/May/2000 T.S.)

総選挙も近いらしいが、小渕氏の入院前後については不明な部分は多いようである。考えら得るシナリオとしては選挙間近になって、小渕氏が亡くなるということ。もちろん自民党としてはこれを選挙に役立てたいし、いいタイミングで死んで欲しいので、それを操作する可能性もある。(14/May/2000 T.S.)

昨夜、昔勤めた会社の方の送別会があって出席し、OBの方々も多く参加された。その会社では会社を辞めることを卒業といった風にうけとめる気持ちかがある。そのせいか、誰かが会社を辞めるときにOBが参加することが多いのであるが、久々に皆の顔をみて長い年月が経っているのにもかかわらず、ほとんど容姿が変わってないので、すぐに誰かが分かるといった具合であった。皆、年をとらない連中なのだろうけれど、どうも頭も成長していない部分もあるような気がしてチョットがっかり。(14/May/2000 T.S.)

5/14の日記に小渕氏の死去のことを書いたら、その日の夕方に亡くなられた。選挙のためには少し早すぎたようであるし、医師の発表があり思ったとおり森総理の誕生の背景はかなり怪しい部分があることが少し明らかになった。森総理の失言癖もあいかわらずのようであるが、こんなチンピラを総理にした5人組も情けないし、こんな政治家しか選んでこなかった日本国民のあほさ加減を皆自戒すべきであろう。TVの番組でも利権構造を変えなければならないが、変えられないだろうという発言も多い。そんなに大変かな〜と私が思うのは山に居るからだろうか。少なくとも私が係わってきた仕事では、わりと簡単に構造は変えられた気がする。まあ、みな小さな組織ではあったが。(22/May/2000 T.S.)

西へ旅して、帰りに長野、黒姫に寄った。長野市では偶然「十四代」を飲ませてくれる店に入り、しかも保存、熟成が完璧で美味しく飲ませていただいた。主人も私のコメントを聞きながら、「あなたこそうちのお客だ」と言ってつぎつぎに稀有な銘酒を薦めてくれ、店じまいの時間を過ぎても飲ませてくれた。その店では酒を0度で1年も熟成させているそうだ。主人の説明も微に入り細にわたり実に能弁である。翌日は黒姫高原の有名なそば屋にいったのだが、こちらもいつもの通り美味しい山菜や漬け物が出てからのせいろそば、昨夜につづき胃も心も堪能して帰途についた。(22/May/2000 T.S.)

<Takuya Sakurai・トップページへ>
<小白沢ヒュッテ・トップページへ>